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ヴィンテージゴルフ倶楽部    《18ホール 山梨県》

 

9月1日に「破産手続における包括的禁止命令」が出されたヴィンテージリゾート(株)と(株)ヴィンテージファームに対し、甲府地裁は9月15日に破産手続開始決定を下した。債権者集会は12月25日に予定されており、管財人は同リゾートが経営するヴィンテージゴルフ倶楽部他の営業を通常通リ継続しながら、「新しい経営主体を模索する」という。

今回の事件は第三者申立による破産申立で、関係者によると同リゾート側が発注した2つの建物(交流センター、食品加工工場)の施工会社との建設費等支払い(19,000万円)に関する係争がこじれて、破産開始決定となった。ゴルフ場側は建設された建物が雨漏りや手抜き工場で補修工事(工事費用は15,000万円と主張)が必要としたが、建設会社側は建設費用の不払いを理由にゴルフ場会社他の第三者破産を申し立て、裁判所はその申し立てを認めた形となった。ゴルフ場側は、「ゴルフ場経営環境が厳しくなっている中、こうした第三者申立で破産開始決定となればどこのゴルフ場でも抵抗できず、納得できない」との思いもあるようだが、管財人側が営業継続を決めたことから、向こう3か月入っているプレー予約など利用者に迷惑をかけずに通常通り、営業し、新体制を築きたい意向だ。

同ゴルフ場は平成6年7月にダイワヴィンテージGCとしてダイワ精工系でオープン。平成12年にゴルフ場会社の(株)ダイワヴィンテージが民事再生法を申請し同年、(株)ヴィンテージがゴルフ場資産をダイワ精工から譲り受け、16年に従業員と会員出資でのゴルフ場となった。倶楽部名は18年9月に現名称に変更。会社名は21年6月に変更していた。

管財人サイドでは、「ゴルフ場資産を毀損しないよう営業したい」と話しており、通常の破産処理とは異なり、再建型の管財業務になるようだ。負債は同リゾートで約109億円(内金融債務4,000万円で大半が会員預託金)、同ファームで約4億円(内金融債務25,000万円)、計113億円が見込まれるという。                     イーグルゴルフ

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