株式会社アコーディア・ゴルフ
(株)MBKP Resortは11月29日、(株)アコーディア・ゴルフの株式等を公開買い付け(TOB)により取得し、買収すると発表した。11月30日から来年1月18日まで、普通株式1株を1,210円で買い付け、全株取得を目指す。東証での29日終値は1,035円だった。
アコーディアもこのTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募推奨。レノなど上位株主グループも賛同したという。また、アコーディアは上場廃止となる予定から、平成29年3月期の株主配当を行わないことと、株主優待制度の廃止も発表した。
MBKPは、独立系投資ファンドのMBKパートナーズ・グループの系列で香港、ソウル、上海、東京に拠点を置くアジアに特化した企業投資グループ。韓国で数多くの大手企業の買収を手がけ話題となり、日本での投資実績には弥生、TASAKI(田崎真珠)、USJ、コメダ等がある。MBKによるアコーディア買収費用は約7,050万株の株式取得代約850億円と借入金約630億円含め約1,500億円にのぼる見込み。TOB成立の買付予定額の下限は67%の約4,700万株。買付終了後、MBKは取締役の過半数をアコーディアに派遣し、業務執行の現経営陣には継続して経営にあたって頂くとしている。従業員の処遇も原則維持。追加アセットライトも継続する方針という。ちなみに、アコーディアが平成18年11月に上場した際の売り出し価格は195,000円(平成25年9月末100分割)だった。 イーグルゴルフ