倶楽部・ミニ情報

茅ケ崎ゴルフ倶楽部    《9ホール 神奈川県》

同GCは向こう3年間、ゴルフ場として暫定利用が続くことが決まった。ゴルフ場跡地の利活用計画を進める土地保有者側の県が「3年ぐらいの期間が必要」との判断から、現運営会社側との4月1日からの3年契約を結んだという。
県が3月31日に発表したもので賃貸借契約は従来通り、県が保有する約12ヘクタールの用地とクラブハウスの貸付について、ゴルフ場を以前経営していた観光日本(株)に貸付し、現在の運営会社の(株)武蔵野に転貸する。賃貸料は従来とほぼ同じ年約6,200万円で、県によるとこれは市に払う固定資産税相当額という。もう一方の土地保有者でもある茅ケ崎共同とも従来と同様の契約を結んだとみられる。
従来、同ゴルフ場の賃貸借契約は観光日本の経営撤退表明により、今年3月末までで閉鎖予定となっていた。しかし、県が募集した利活用事業者が撤退、今年3月以降新たな事業者を募る予定としたが、県では今のところ事業者募集時期は「未定」という。
県の事業者募集はハードルが高く、県が昨年3月30日に示した事業希望者の応募基準によると借地料は約2億2,700万円、買収価格は106億6千万円だった。選考途中でゴルフ場運営を目指した事業者は基準価格に満たずにいずれも除外。昨年8月12日に「東京急行電鉄(株)・(株)電通グループ」が優先交渉権を得ていたが、10月21日になって県はこの優先交渉権の辞退を発表しており、事業者選定が難航している。
今後、改めて県では利活用事業者の募集を行う方針だが、市民の防災意識の高まりや、設定した賃貸料等の高さから事業者選定には時間を要することになりそうだ。
いずれにすても同ゴルフ場が広域避難場所や緑被地としての位置付けもあることから、当面現状のままゴルフ場として存続することは、市民などから歓迎されるとみられる。  

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