倶楽部・ミニ情報

スカイウエイカントリークラブ   《18ホール 千葉県》

CCを経営する㈱スカイウエイカントリー倶楽部は、629日に提出した民事再生計画案が77日に東京地裁から付議決定を受けたことを明らかにした。会社側の申請代理人によると、会員など債権者には近日中に再生計画案を配布する方針。計画案は書面による投票(投票期間825日まで)ないしは92日に開かれる債権者集会で決議されることになった。再生方針は、㈱アコーディア・ゴルフをスポンサーに迎えて再建を図る方針で、会社が計画案提出に当りまとめた説明では①アコーディア・グループのハイエンドゴルフ場の最上位の成田GCに次ぐ高級コースとして運営し、アコーディア・ブランドは使用しない、②会員への弁済(配当)率は50%を予定し退会の際には一括返還する(新預託金の据置期間なし、3月末と9月末年2回返還予定)、③年会費・書換料は当面現状維持、④入場者の受入は1180名を上限、⑤会員数の上限(正・平日合わせ)は概ね1,200名程度―を骨子としている。

また同社の会社更生法適用を申し立てた会員側の「考える会」の主張に対して、①当コースの直近の会員権相場は75万円~100万円で、株主会員制になっただけで300万円など3倍になるのか、②当社保有の土地28万坪で52億円もの価値があると主張しているが、当社が地裁に提出した財産評定書では早期処分価格として4,9億円で、最大限見積もっても10億円を下回る程度だった、③会社案が弁済率や運営方針においても会員、従業員にとって有利になると信じている―として、会員に再考を求めた。

一方、625日に㈱スカイウエイカントリー倶楽部の会社更生法適用を東京地裁に申し立てた会員で組織する「スカイウエイCCの再建を考える会」は、会社更生手続きの東京地裁の受理に関して、同CCの会員の手による再建が動き出したと表明。会社更生手続きが開始決定されれば、①会社申立の再生手続きは中止となり、アコーディアのスポンサー計画も中止、②今後裁判所により選任される更生管財人により同CCの経営・運営が行われ、会員の求める再建が一気に進む―と会員に文書で報告している。

今回の会社側の再建計画案付議決定の報に対して、「債権者申立のため代表者審尋、意見書聴取など時間を要してるが、7月中旬か下旬にも更生手続きの開始決定が出て、(会社)の再生手続きは中止になると見込んでいる」という。

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