鷹彦スリーカントリー 《18ホール 茨城県》
今年3月23日に自己破産を申請し、同日破産手続開始決定を受けた旧・鷹彦CCの(株)鷹彦など関係3社の第2回債権者集会が11月10日にあり破産手続廃止決定となったことがわかった。
関係3社は会員預託金預かり先等の(株)鷹彦、ゴルフ場の不動産所有の(株)湘南力、運営の(株)鷹彦スリーカントリーゴルフサービス。10月31日時点での破産財団の現在高は3社事件合計2,384万円余と報告した。ただし、この破産財団の金額では現在判明している財団債権のすべてを弁済することができないとし、100%弁済すべき309万円余を支払った後、公租公課や労働債権・機構分(機構が立替払したのち財団債権部分)、労働債権・従業員分(従業員に帰属する財団債権部分)の合計2,404万円余については按分弁済することとなり、その弁済率は86.28%としている。このため破産財団をもって破産手続費用を支弁することができず、11月10日に破産手続廃止決定となった。
3社合計の3月24日から10月31日までの収支計算書では、主な収入はゴルフ場を買受けたノザワワールドからの事業譲渡代金1億5,600万円とプラス固定資産税等536万円余りがあり、ゴルフ場売上高3,351万円余、引継現金預金1,570万円余等で、収支計は2億2,613万円余。支出は滞納源泉所得税・延滞税5,699万余、給与手当3,268万円余、滞納不動産取得税・滞納ゴルフ場利用税2,083万円余、滞納固定資産税・町民税2,033万円余等で支出計は2億228万余。管財人は「優先債権も按分した状況で、会員等一般債権者への配当は無理だった」と説明している。なお、ゴルフ場は(株)ノザワワールドが買収し、今年7月18日から袋田の滝カントリークラブ大子コースに名称変更して営業している。旧会員は一代限りの権利で、登録料無料で受け入れている。
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