倶楽部・ミニ情報

大金ゴルフ倶楽部    《18ホール 栃木県》

会員達で再建した同倶楽部は、太陽光発電用地売却での清算を望まず、新たなスポンサーのもとでゴルフ場を再建することに決めた。同倶楽部によると、平成26年から将来検討委員会を立ち上げ、①大金GCを存続させた上で第三者に売却、②ゴルフ場を閉鎖し、太陽光発電事業者にゴルフ場用地を売却─かの2つの案を並行して検討。株主会員による自主再生も検討したが、良案が出ず、断念したという。のゴルフ場存続に備えては、昨年3月の定時株主総会以降、ゴルフ場承継者の募集を行い、6ゴルフ場を運営している川島グループのゴルフ場統括会社・(株)グリーンドリームを承継候補者として選定し、昨年12月23日に株主総会の承認を前提に基本合意を締結した。今年3月6日には、①か②を選択するかを臨時株主総会で決議。①のゴルフ場を新スポンサーの下で再建することが95%を超える大多数の賛成で決まったという。

 さらに3月27日の臨時株主総会で、今年3月10日に(株)グリーンドリームの100%子会社として設立された(株)G7カントリー倶楽部との間で、ゴルフ場事業を承継することに関する吸収分割契約について承認を取ったという。この吸収分割手続に関しては、4月26日付け官報で公告。(株)大金ゴルフ倶楽部は吸収分割により、大金GCのゴルフ事業に関する権利義務を(株)G7カントリー倶楽部に承継するとし、債権者に理解を求めた。効力発生日は7月1日の予定。大金GCは以後解散し、清算手続により、G7からの支援金から会員に預託金を弁済する予定(現状で5割強の見込み)。今回の承継手続に伴い、同GCでは会員に退会か、継続かの打診を行っており、6月15日まで届出を受け付ける。継続会員も預託金の分配金を受け取れるが、会員権は株券でも預託金でもなく、プレー会員権のみとなる。

 現時点の会員数は正会員(株・預託金)428名(555口)、平日会員(土曜可、預託金)29名、一代会員(入会金)28名、プレー権会員194名となっている。同GCは平成15年に会員達の資金でゴルフ場を再建。当初トラブルもあったようだが、平成30年の預託金償還問題を前にして、会員達で新たに再出発をしたものだ。 イーグルゴルフ

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